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みんなで分け合えば、できること。
ghisallo 305
 深谷産業のウェブ・カタログではghisallo 305についての情報が不足気味なので、少しここに書いておきます。
 305は、クロモリなのでチューブ径がアルミやカーボンなどとは違います。既存のロードからの載せ換えの場合には、いくつかのパーツに注意が必要です。
 ヘッド回りは1inch。現在の主流は1-1/8のオーバーサイズです。アヘッド・ステムの径をあわせるためのシムはフレームに付属していました。見落としがちですがコラム・スペーサも径が異なるので注意が必要です。またシートチューブ径も細いため、シートポストは27.2mm、フロント・ディレイラはバンド留めの28.6mmのタイプが必要となります。BBは一般的な68mm。これはgalileoがマイナーなイタリアンの70mmだったので、私の場合は別に手配する必要がありました。
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 フレームは全体的にクロモリらしい細身のシルエットですが、よく見るとシートステーとチェーンステーは結構しっかりした太さがあります。ダンシングしたりして強く踏み込んだ時に、いわゆる「柔らかい」とはあまり感じないのもそのあたりと関係があるのでしょうか。いや、なに、私の脚が軟弱なだけかもしれませんけど(汗)。
 ただ田辺さんちで最初にまたがって、転がしたとたん「あっ!エアが入ってない」と思ったように、そして慌ててコンプレッサを使って高めに入れたにも関わらず、とっても「あたりが柔らかい」のはクロモリならではの乗り味です。これは決して路面情報がハンドルなどから伝わってこないというのではなくて、あたりの角が丸いという感じです。
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 あと個人の好みの問題ですがハンドルを切り込んでいった時の感触は、galileoのオンダ・フォークよりは私に合っているかな。galileoには、あるところから「くぃっ」と切れ込んでいくポイントがあって慣れない頃はドキッとしたものですが、305は終始ニュートラルな感じです。逆に言うとアンダー気味かな。ヘッド・アングルとシート・アングルの兼ね合わせなので同じフレームでもサイズによっても異なるのでしょう。さらに、あたりの柔らかさもあって高速でのコーナリング中にも"カッカッ"といった細かい振動を意識しないですむという心理的な影響も大きいのかもしれません。



 フレーム・フォーク重量で2.5kgありますから実車を持つと、これはもう、はっきりと重いです。ただ贔屓の引き倒しかもしれませんが、乗った感じは違います。踏み出し、巡航からの加速、ともに「そう言われれば、ちょっとダルかな」という程度。逆に巡航時は明らかに楽と感じます。ただこれは、やまめの学校によるポジションの変更によるものなのか、フレームによるものなのかを切り分けることが出来ないのですけど。

 というわけで、当ブログ初のyoutube動画つきにしてみました!(^^)。
 私が田辺さんちに出来上がった305を取りに行った18日。新物の匂いを嗅ぎつけた隊長とばっそと3人で中勢グリーンパークでの慣熟走行の模様です。
by galileo2007 | 2009-07-23 16:15 | ayacy日常
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